作曲の仕方の記事も第5回目です。
前回はついにコード(和音)の話が
出ましたね。ようやく作曲らしい用語が
出てきたと思います。
前回のおさらい
作曲をするにあたって前回は
縛り(ルール)を作ることにしました。
↓以前の記事はコチラから
ここからは
前回と同様 バーチャル生徒さんに
登場してもらいましょう。
名前がないのも寂しいので、生徒さんの
名前を「とん子さん」に命名しました
私のTone(トーン)から引用しただけですが。

お久しぶりです

ほんとにお久しぶりですね
もうやらないかと思ってました

そ そうですね(汗)それで
少しは作曲の感じはつかめた?

何となくは

では早速ですが今回はついに
コードを使って作曲して
いきたいと思います。

コード?ってなんだっけ?

コードとは和音の事で
例えばドミソとか鍵盤を
複数弾くのをピアノとかで
やったことありますか?

それならありますよ
それがコード?

簡単に言うとそうですね

それだけで作曲ができるの?

できます!(きっぱり)
3つのコードだけで作曲してみよう!
コード(和音)はたくさんあるので
全部覚えるのは大変です。
なので
今回は使うコードを3つに限定して
歌を作ってみようと思います。
そこで今回使うコードは
C F G
の3つだけ。
上のコードはCメジャーコードの
一部ですが、今回は難しい話はナシに
してとりあえずこの3つで作りましょう。
前回のおさらいになりますが
今回作る曲は
Aメロ 4小節
Bメロ 4小節
Cメロ 4小節
という形で作ってみます。
だいぶ短い曲かもしれませんが
できたら楽しいと思いますよ。

じゃ 曲のメインとなる
Cメロ(サビ)から作ってみましょう

サビですか 曲の一番盛り上がる
ところですよね。そんなの簡単に
作れるんですか?

簡単ではないかもしれませんが
音楽は自由なので、これが正解!
というのはありません。
なので本当に自由気ままに
作ってみてください。

ふ~ん そんなもんなの

そう そんなに難しく
考えずとりあえずやってみましょう。

ところでさっき複数鍵盤を弾く
のがコードって言ってたけど
やっぱり楽器弾けた方が
いいのかしら?

確かに 楽器を弾けたことに
越したことはありませんが…
ちなみに とん子さん楽器は?

小さいころ少しだけピアノを
習ってましたが、全然弾けません。

そうですか ピアノでもギター
でもあった方が断然作り
やすくなるので、できるなら
どちらかを用意していただくと
ありがたいです。

ぶっちゃけ どっちが
いいですか?

ぶっちゃけ( ;∀;)
どちらでもいいですよ、強いて
言うなら鍵盤楽器の方が視覚的
にもわかりやすいですね。

じゃ 子供の頃に買ってもらった
キーボードでもいい?

音が出るなら何でも大丈夫です!
CとかGとかのアルファベットは何のこと?

とこでさっきCとかFとか言って
ましたがどういう意味?

確かに アルファベットだけ
言われてもわかりませんよね。

何かの記号?

正解です!すごいとん子ちゃん
あのアルファベットは
コードネームと言って
コード(和音)の記号なんです。

コードネーム?

とん子さん 音名って
聞いたことあります?

音名?ドとかソとかの事?

そうです!
ちなみにドの音は日本では
イロハで読んでいて「ハ」
英語では「C」です。
「ドレミ」はイタリア語らしいですよ!
コード(和音)ってなんだろう?
コードの最も基本的な形は3つの音で
作られてます。これを3和音とも言います。
その3和音の中でも基本となる音
それを根音(ルート)といいます。
例えばドの音が根音(ルート)
であればCのコードと呼びます。

何か複雑になってきたわね

とにかく最初は難しいことは
理解できなくても大丈夫。
コードとはそんなことを言うのね
って感じで理解できればOKです。

それじゃ 今回は3つのコードを
使うってことは、あと2つコード
を覚えればいいのね。

そうです できそうでしょ!

う~ん どうだろ
コードを弾いてみよう
今回は3つコードを使うと決めました。
その3つのコードとはCとFとGです。
じゃこれらのコードを簡単に説明します
まずはCから
キーボードがある方は実際に弾いて
みてくださいね。
「C」のコードはドとミとソになります。
次はF
「F」のコードは
ファとラとドの鍵盤になります
最後にGのコード
「G」はソとシとレの鍵盤を弾いてみて
ください。
弾いてみて何となく響きが分かったと
思います。3つとも明るい感じでしたよね!
この3つのコードはCメジャーコードと
呼ばれていて明るい響きがするんです。
逆に暗い響きのするマイナーコードと
いうのもあります。
実際にコードを並べて作曲してみよう

3つのコードの音はわかったかな?

とりあえず 3つのコードは
わかりました。

じゃ これをCメロつまりサビの
4小節に並べてみましょう。

並べるってどんな風に?

簡単にいうと楽譜に配置する
って事ですね。

楽譜?配置?って
言われても
どうしたらいいか
わかりませんよ。

確かに そうですよね一応
ちょっとしたコツが
あるのでお教えますね。

な~んだ早く言ってくださいよ

実はさっきの3つのコード
C→G→Cとの順番で弾くと
学校の朝礼の時の伴奏に
似てるんですよ。

それのどこがコツなんですか?

Cから弾き始めてGに移動し
またCに戻ると、何か終わった
感じになるんですよ。
ということは歌の最後には
Cに戻ってくれば何となく
それっぽくなるというわけです。

へぇ~そうなんだ
でも4小節だから、1小節ずつに
この3つのコードを振り分けると
1小節余りますよね。

1小節に必ずしもコードは
1つずつというわけではないよ。
なので1小節に2個とか自由にして
いいです。

じゃ 並べ方は一杯にあるわね

まあ そうですが
1小節で変える
コードチェンジは
2回くらいでしょうか

とこでさっきの3つのコードの
Fは使っちゃダメなのかしら?

いい質問ですね!もちろん
Fも使って大丈夫ですよ。
でもちょっとだけ特殊なので
くわしく説明しますね。
ちょっとだけ特殊なコードF
今回の場合Cのコードはある意味出発する
イメージのコードです。安心する音
というか、ハッキリとした音です。
一方「G」は何となくつかみどころのない
音というかCに戻ることで安定する音です。
なのでGからCに戻るとホッとする
というか終わった感じがするんです。
じゃ「F」というと
CとGの間の音のイメージですかね。
いわばどっちつかずな音です。
例えばC→G→CをC→F→G→Cとすると
つながりが良くなるというか、ちょっと
プロっぽい感じになると思いませんか!。
「F」の音はギスギスした2人の間を
うまく和ませるような役割もする
ある意味有難い存在です。
あとはみなさんの自由な発想で
コードを並べてみてはいかがでしょうか。
コードにメロディーを付けよう!
コードを並べただけでは曲というには
ちょっと物足りないと思います。
コードとはある意味伴奏ですから
そこに歌えるメロディーがないと
作曲したとは言えないですね。
そこでメロディーを作るのに
一番いい方法とは?
コードを弾きながら鼻歌を歌うことです。
コードを弾きながら鼻歌を歌うと
コードの響きからメロディーのイメージも
しやすいですし、偶然に歌った鼻歌の方が
狙ったメロディーよりも素敵だったり
することもありますからね。
メロディーは頭の中だけでも作る人も
いますが、初めての方はコードを
聞きながらの方が引き出しやすいので
おすすめのやり方です。

どうでしたか?何となく
作れそうな気がしてきましたか。

まだわかりませんが
できるような気もしてきました

もちろん この説明だけで
すぐに曲が作れるわけでは
ありませんので安心してください。

ですよね そんなことなら
みんな作曲家に
なれちゃいますもんね。

まあ そうですね
どんな有名な作曲家も最初は
初心者だったはずです。あとは
努力次第では名曲も作れるかも。

ともかく1曲くらいは作って
みたいです。

そう たとえどんな曲でも
形にすることが大事ですよ。
最初からすごい曲なんて
作れるわけないですからね。

とりあえずサビだけでも
作ってみようかな。

今回はいろいろと新しい用語
などが出てきて、頭が混乱してる
と思うので、ゆっくりとやって
みて下さい。

わかりました やってみま~す

では次回はいつなるか
わかりませんが期待せず
お待ちください(^^;)。
では また
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